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腱鞘炎は、主に腱とその周りの組織で発生する炎症性疾患の一つです。腱鞘炎は一般的に手や手首、指、足、足首、腕などの関節周囲に見られますが、他の部位でも発症することがあります。

腱鞘と腱

腱(tendon)と腱鞘( tendon sheath)それぞれ異なる役割を果たす組織です。

  1. 機能と役割:
    • 腱:腱は筋肉と骨を結ぶ組織で、筋肉の収縮力を骨に伝え、関節の動きを可能にします。つまり、腱は筋肉から発生する収縮力を骨に伝え、骨格の運動を制御します。腱はしばしば硬く強固な組織で、動きを伝えるのが主な役割です。
    • 腱鞘):腱鞘は腱を覆う管状の組織で、腱が関節や組織の周りを摩擦なく動くのを助ける役割を果たします。腱鞘は腱を保護し、潤滑剤を分泌して腱が滑りやすくなることで、運動中の摩擦を減少させます。
  2. 構造:
    • 腱:腱は線状の組織で、通常は白く堅い線状の束になっています。これは強力な引張力に耐えるための構造です。
    • 腱鞘:腱鞘は腱を覆う管状の組織で、腱が内部で滑りやすくなるように滑液を分泌する腱鞘膜と呼ばれる内層と、腱鞘を包む外層から構成されています。
  3. 位置:
    • 腱:腱は筋肉と骨の間に存在し、通常は関節周囲に位置しています。
    • 腱鞘:腱鞘は腱を覆うため、腱とともに関節周囲に存在します。特に手や足の指の関節周囲に腱鞘が多く見られます。

要約すると、腱は筋肉から骨に力を伝える組織であり、腱鞘は腱を保護し、摩擦を減少させるための組織です。両者は共に運動と関節の正常な機能に重要な役割を果たしています。

腱鞘炎とは

腱鞘炎(tenosynovitis)は、腱の周りの腱鞘に炎症が生じる病態を指します。通常は手、手首、指、足、足首、腕などの関節周囲で発生しますが、他の部位でも起こることがあります。

腱鞘炎の主な症状には以下があげられます。

  1. 疼痛(痛み):腱鞘炎の最も一般的な症状は、関連する部位での疼痛です。痛みは腱やその周りの組織に圧力がかかると増加することがあります。
  2. 腫れ:炎症が進行すると、腱鞘の周りに腫れや赤みが現れることがあります。
  3. 運動制限:腱鞘炎により、関連する部位の動きが制限されることがあります。特定の動作や姿勢で痛みを感じることが多いです。

腱鞘炎の原因は

以下は、腱鞘炎の主な原因やリスク要因です

  1. 過度の使用または過負荷:特定の腱周囲の組織が繰り返しの運動や過度のストレスにさらされると、炎症が発生する可能性が高まります。この状態は、特にスポーツ選手や職業が体力労働を要する人によく見られます。
  2. 急激な運動変化:急激な運動変化やトレーニングの増加が、腱鞘炎の原因となることがあります。
  3. 姿勢や動作の問題:不適切な姿勢や体の動きが、特定の腱周囲の組織に過度の圧力をかけることがあり、それが炎症を引き起こすことがあります。例えば、コンピューターモニターの高さが適切でない場合、手首や指の腱鞘炎が発生する可能性があります。
  4. 怪我や外傷:腱鞘炎は、怪我や外傷が原因で発生することもあります。腱が直接的な損傷を受けると、その周りの腱鞘も炎症を起こすことがあります。
  5. 炎症性疾患:関節リウマチなどの炎症性関節疾患や糖尿病などの慢性疾患が、腱鞘炎のリスクを増加させることがあります。
  6. 感染症:まれに、腱鞘炎は感染症によって引き起こされることがあります。感染が腱鞘に広がると、炎症が生じます。

アキレス腱の腱鞘炎?

ときどき、アキレス腱部の痛みを訴える方で、「アキレス腱の腱鞘炎だはず」という方がいますが、一般的にアキレス腱には腱鞘は存在しません。

腱鞘は通常、特定の関節周囲に存在し、腱が摩擦なく動くのを助けるために役立ちます。しかし、アキレス腱は踵骨に付いており、足首の関節において腱が直接摩擦することは比較的少ないため、アキレス腱には腱鞘が存在しないのです。

ただし、アキレス腱自体が炎症を起こし、その周りの組織に症状がある場合、アキレス腱の周囲に炎症が生じていることがあります。このような状況では、アキレス腱の炎症を腱鞘炎と混同することがありますが、正確にはアキレス腱とその周囲の炎症となります。

腱鞘炎への病院の治療は

腱鞘炎の治療は、整形外科で行われることが一般的です。基本的には日常生活での安静を促すためのサポーターで患部を保護し、理学療法を行う場合は、マッサージやアイシング、電気治療や超音波治療が行われています。

炎症の程度にもよりますが、消炎鎮痛効果のあるシップを処方したり、患部に対して炎症と痛みを和らげるための、注射を行っています。

それでも良くならない場合は手術を選択します。腱鞘を広げたり、瘢痕組織を取り除く方法が一般的だそうです。

オステオパシーで診る腱鞘炎

腱鞘炎の原因を考える際、その部分の「使い過ぎによるもの」や「使い方が間違っていないか」と仮定するのは大切です。腱は筋肉の延長なので、その腱の繋がっている筋肉に負担がかかっている場合は、筋肉をマッサージしたり物理療法で筋肉の緊張をとってあげることも必要かもしれません。これは一般的な理学療法でも行われることで、同意できる方法です。

しかし、オステオパシー的な考えはもう少し踏み込んだ診かたをしていきます。例えば、手首の腱鞘炎は前腕部の筋肉の延長にある腱の通り路に炎症が起きてきます。腱鞘(通り路)を腱が通る際に引っかかるようになっていたり、擦れあいが多すぎる結果炎症が起きているものです。

前腕部の筋肉の硬さを取り除く以外に、手首の関節や手根骨の位置に問題がないか?前腕骨の間にある前腕骨間膜の動きが悪くなっていないか?など、腱鞘炎になっている部分の筋肉だけでなく、他の部分と連動していなければいけないところが悪くなっている事が多く、そこから改善する働きかけをしていきます。

手首の腱鞘炎でも、前腕や肘、手根骨や指などのアプローチが適切に行われると、回復が早くなり、長い間サポーターで動きを制限しておく必要もなくなります。

通常の腱鞘炎のリハビリや注射でも、なかなか良くならなかった腱鞘炎でお悩みの方は、宜野湾市のさくがわ接骨院へご相談下さい。