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様々な運動器系の疾患に対して施術を行いますが、最も多いのは足首の捻挫です。どのような視点で捻挫や骨折の判断をして、どのような処置をしていくのかをお伝えします。

足首の捻挫の原因

身体全体の中の筋骨格系の外傷の10%は足首の捻挫です。スポーツ外傷に限定すると15~23%が足首の捻挫となっています。

とても多くの割合をしめている足首の捻挫ですが、足首のケガが全て捻挫とは言い切れません。足首の外傷の85%が捻挫であり、15%は骨折などが疑われる状態です。一般的な捻挫の原因として

  1. 急激な動きや方向転換: スポーツや運動中に急激な動き、特に方向転換や急停止、飛び跳ねる動作中に足首を捻ることがよくあります。これにより、足首の靭帯や筋肉に負担がかかり、捻挫のリスクが高まります。
  2. 不適切な靴履き: 適切でない靴、特に足首を支えない靴やフィットしない靴を履いていると、足首への負担が増え、捻挫の危険性が高まります。
  3. 地面の状態: 不平な地面、スリッピーな地面、またはスポーツコートの表面が滑りやすい場合、足首を捻挫するリスクが増します。
  4. 疲労: 長時間の運動や活動によって筋肉の疲労が蓄積すると、足首の安定性が低下し、捻挫のリスクが増加します。
  5. 先天的な要因: 個人の足の構造や形状によって、足首の捻挫のリスクが異なることがあります。例えば、足首が特に柔らかい場合、捻挫しやすくなることがあります。
  6. 前回の捻挫の経験: 一度足首を捻挫した経験がある人は、再度捻挫する可能性が高まることがあります。

などがあげられます。

このような条件下で足首のケガをしたら捻挫を疑い、そして損傷の程度が強く出ていると骨折との鑑別診断が必要となります。

骨折を疑う条件として・・・オワタ アンクル ルールズという定説があります。

・外くるぶしと内くるぶしの骨の6センチ  ・小指の付け根あたり ・内くるぶしの前あたり

などに押して強く痛む症状や体重がかけられないなどの症状がある場合は骨折の可能性を考慮します。

足首の捻挫の処置

上記のように骨折の疑いがある場合をのぞき、足首の捻挫のほとんどは、正しく処置をすると3~6週間で治ります。

しかし、処置~リハビリの失敗は再受傷のリスクを増加させ、10~20%で不安定さと痛みが残ります。これが後にオステオパシー的機能障害として体のバランスを崩す要因となる為、どんなケガでの初期処置とリハビリがとても大切だと考えています。

では、どのように処置していくのか??

その答えは、考え方を説明するところからが大切です。

まず、一般的に足首を捻るのは内反捻挫という、内側につま先を向いた状態が多いので、そのメカニズムから説明していきます。

結論から先にお伝えすると、関係してくるのは足首一個の関節だけではありません。

足先から骨盤までをイメージして下さい。足首が捻られるという事は、その時にかかったチカラは足首だけに留まらず、上方へ伝達されます。

1.つま先が内側に向く

2.足首にある距骨という骨が内返しになる

3.距骨は踵の骨に対して後方に滑る

4.距骨は脛の骨に対して前方に滑る

5.脛の骨は大腿骨に対して前方内側に滑る (膝関節)

6. 脛の骨(脛骨)自体は外旋している

7. 大腿骨は内旋する

8. 骨盤の骨(寛骨は後方へ回旋)

9. 仙骨を介して腰椎へチカラが伝わる

このように足首が捻られる際の強い力は、生体力学的に上方へ伝達されて身体全体に影響を与えます。これらに留意し、機能障害として残る可能性のある部位を処置していくのがベストです。

しかし、医療保険の限界として、足首のケガに対して、全体的な処置が必要としても傷病名がつけられないものは保険適用出来ません。

健康保険内で行う場合、まずは足首とフクラハギ(すねのズレ)だけでも処置するべきだと考えて行っています。

実際に行う最初の処置・・・

下腿部の骨は脛の骨(脛骨)と腓骨の2本あり、この間には骨間膜があります。

上記の4番、5番で脛骨が前内方に滑りながら外旋(外側に回る)しているので、骨間膜も捻じれています。

患者は仰向けになり、術者はふくらはぎを抱えるようにして腓骨と脛骨を両方コンタクトます。

この骨同士の動きをみて適切な位置に戻して骨間膜のリリースを行います。

次に仰向けのままで、足首をコンタクトして脛の骨と距骨という足首の位置関係を整えます。

良位に戻っただけで、歩行が楽になったり、腫れが劇的に引いてきたりと目に見える変化に驚くこと間違いなしです。

このままでも日常生活に問題が無ければ、固定はあえてしませんが、どうしてもひどい損傷の場合は、包帯やテーピング、またはギブスなどを用いて安定化を図ります。

この状態で安定しているのかを日々確認しながら、電気治療で修復を早める手伝いをしていくのが、最初~2週目くらいまで。

安定化して痛みや腫れが収まったら、今度は動きを出していくリハビリを行っていきます。

運動療法を加えながら良い動きを取り戻したら治療が終了します。

経過をしっかり観察しながら、施術方法を漸次変えていくのが良い治療だと考えています。

慢性化した足首への施術は、また異なるアプローチが必要ですが、ここでは割愛します。

足首のケガでお困りの方は宜野湾市のさくがわ接骨院へご相談下さい。