「寝違え」とは、日本語での特有の表現で、医学的な言葉ではありません。寝ている間に首や肩などの体の部位を不自然なポジションで圧迫したり、筋肉を痛めたりすることを指します。
寝違えの原因は
寝違えの原因は、以下のような要素が関与しています。
- 不自然な寝姿勢:寝ている間に首や肩が不自然なポジションになると、周囲の筋肉や関節に負担がかかります。例えば、枕の高さや硬さが適切でない場合や、寝るときに首を急に動かした場合などがあります。
- 筋肉の緊張:ストレスや疲労、姿勢の悪さなどによって、首や肩の筋肉が緊張し、硬くなることがあります。この状態で寝てしまうと、筋肉がさらに緊張し、寝違えの原因となります。
- 筋肉の血行不良:長時間同じ姿勢で寝ていると、首や肩の筋肉の血液循環が悪くなります。筋肉に必要な酸素や栄養素が不足することで、筋肉が痛みやこりを引き起こすことがあります。
- 関節の圧迫や歪み:寝ている間に首や肩の関節が圧迫されたり、歪んだりすることも寝違えの原因となります。特に、寝返りを打つ際に首や肩に無理な力がかかると、関節や周囲の組織に負担がかかり、痛みを引き起こすことがあります。
これらの要素が複合的に作用することで、寝違えの症状が現れる場合があります。個人の生活習慣や姿勢、ストレスの度合いなども、寝違えのリスクに影響を与える要素として考えられます。
寝違えの症状は、首や肩の痛みやこり、首の可動域の制限、頭痛、しびれ、筋肉の張りなどが一般的です。痛みの程度は軽度から激痛までさまざまであり、症状が出る場所や範囲も個人によって異なります。
寝違えは通常、数日から数週間で自然に治癒することが多いです。一般的な治療法としては、安静にして温めたり冷やしたりする、ストレッチや軽い運動を行う、痛みや炎症を緩和するための痛み止めや抗炎症薬の使用などがあります
寝違えの予防法は
寝違えを予防するためのいくつかの方法を示します。
- 適切な枕と寝姿勢の確保:適切な高さと硬さの枕を使用し、自分に合った枕を見つけることが重要です。また、寝るときに首や肩を無理な角度で曲げないように注意しましょう。背中をできるだけ直立させ、自然な姿勢を保つことが大切です。
- 筋肉の緊張緩和:日常的なストレッチや筋力トレーニング、ヨガ、ピラティスなどの活動を取り入れることで、首や肩の筋肉の緊張を緩和することができます。また、ストレスの軽減やリラックス法の実践も緊張を和らげるのに役立ちます。
- 適度な運動と体のケア:適度な運動や体のケアを行うことで、筋肉や関節の柔軟性を維持することができます。定期的なストレッチや軽いエクササイズ、マッサージなどを取り入れて、体を健康な状態に保ちましょう。
- 寝る前のリラックス:寝る前にリラックスする習慣を作ることが重要です。入浴やストレッチ、瞑想、良い睡眠環境の整備など、寝る前の準備をしっかり行い、身体と心をリラックスさせましょう。
- 適度な枕やマットレスの使用:寝具の選択も重要です。自分に合った枕やマットレスを使用し、体圧分散や適切なサポートを受けられるようにしましょう。
これらの予防方法を実践することで、寝違えのリスクを軽減することができます。また、日常的な姿勢や体のケアにも注意を払い、健康な生活習慣を続けることも大切です。
寝違えに対する施術法
寝違えのときの首の痛みには、適切な施術を行う必要があります。
さくがわ接骨院では、どのような症状であっても、必ず正常な位置から悪い位置に変化してしまっていると考え、それを元の位置に近づけて安定化を図ります。
具体的には、首の関節(頸椎)の運動をみて、動きの悪い関節をみつけると、そこを良い位置に戻す。この時にはオステオパシーのマッスルエナジーテクニックやインダイレクトテクニックなどを用いて無理のない方法で行います。
首周辺の筋肉に対しては、緊張して硬くなって動かなくなっているケースがあり、その緊張をとってあげる施術を行います。具体的には、胸鎖乳突筋や僧帽筋、斜角筋に対して、オステオパシーのストレインカウンターストレインテクニックや筋膜リリーステクニックを用いて無理なく行います。
炎症気に筋肉が硬いからといって、もみほぐしてしまう事は、逆効果になってしまうので、避けなければいけません。ご自身で痛みの緩和の為にストレッチをして、逆に痛くなるケースが多い為、まずは専門的視点で施術をしていく事をオススメします。
寝違えによる首の痛みでお困りの方は、宜野湾市のさくがわ接骨院へご相談下さい。