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股関節の臼蓋は、大腿骨の骨頭が収まる部分で、腸骨(骨盤)の一部です。臼蓋形成不全は、この臼蓋が先天的に通常よりも十分に発達していない状態を指し、股関節の機能に影響を与えます。臼蓋形成不全があると、股関節の安定性に問題が生じ、痛みや関節の不安定性を引き起こすことがあります。

臼蓋形成不全の原因は

臼蓋形成不全は通常、先天的な要因によって引き起こされます。臼蓋形成不全が起こる主な要因として

  1. 遺伝的要因: 臼蓋形成不全は、家族内で遺伝的におこー@0る事があります。特定の遺伝子や遺伝的な変異が、臼蓋の発育に影響を与える可能性があります。
  2. 発育異常: 胎児の発育過程で、股関節の構造が正常に発育しないことが臼蓋形成不全の原因となります。このような発育異常は、胎児期の環境的要因や胎児自体の発達に関連する要因によって引き起こされる可能性があります。

股関節の臼蓋が十分に発達しないため、股関節の安定性に問題が生じ、痛みや不安定性を引き起こすことがあります。

臼蓋形成不全の整形外科での治療法は

臼蓋形成不全の治療法は、症状の重症度や患者の状態に応じて異なる場合があり、一般的な治療オプションをとりあげます。

  1. 保存的治療: 臼蓋形成不全が比較的軽度で、症状が軽い場合、保存的な治療が優先されます。この場合は、痛みや不快感を軽減するために、炎症を抑える薬物療法や理学療法を含めた治療を行い、関節の安定性を改善し、筋力を強化するために行われます。
  2. 整形外科的手術: 重度の臼蓋形成不全や症状が重い場合、整形外科的な手術が必要になることがあります。以下は、一般的な整形外科手術のオプションです
    • 臼蓋形成手術: 股関節の臼蓋を修復または再建する手術です。この手術では、臼蓋の形状を改善し、股関節の安定性を回復させることを目指します。
    • 人工股関節置換術: 重度の臼蓋形成不全や股関節の変形が進行している場合、人工股関節置換術が考慮されることがあります。この手術では、股関節の臼蓋や頭部を人工の部品で置き換えます。

オステオパシーの考え方

臼蓋形成不全の方の多くは、股関節を中心に腰痛や膝痛など何かしらの痛みでお悩みです。上述したような、整形外科での保存療法ではなかなか思ったような効果が得られない。しかし、手術をする前に何とか良い方法はないか?といった想いで来院されることがほとんどです。

整形外科での保存療法では、理学療法(リハビリ)を受けていたという方からお話しを聞くと、股関節周辺の痛い所や腰、お尻周りの筋肉をマッサージしてストレッチを続けていたといいます。確かに関節の動きを向上させたり、痛みの軽減を狙うために筋肉の緊張をゆるめることは、メリットがあります。しかし、長年股関節のゆがみで人生を過ごしていた方にとっては、ゆがんでいることから派生して代償したゆがみのパターンが出てきます。

オステオパシー的な機能障害といって、身体のゆがみが出来る原因をみつけてあげて取り除くことが、ゆがみの軽減につながり、痛みを軽減させることになります。どのような手技療法でも、骨を形成してあげることが出来るわけではありませんが、筋肉だけ揉むのではなく、足、膝、腰などの関節や内臓のひずみをとりのぞくオステオパシー考え方が、臼蓋形成不全でお悩みの方の手助けになっています。股関節の痛みや変形、臼蓋形成不全など手術をするか迷っておられる方は、一度、宜野湾市のさくがわ接骨院へご相談下さい。