症状
整骨院や接骨院へ来院される方の代表的な損傷は、前回にお伝えした関節の損傷と、今回のテーマである「筋肉」です。医療的には筋肉ではなく「筋」とよび、たくさんの名前と種類があります。今回は筋の分類と名称、スポーツなどで痛めることの多い部位を紹介します。 筋の分類 筋は英語でmuscleといい、musはネズミを意味しています。形に由来するのか動きに由来するのかは不明ですが、昔の人には筋がネズミのように思えたのかもしれません。...
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前回のコラムでお話しした「骨」という組織ですが、単一で成り立っているわけではなく、骨同士の連結が必ずあります。連結部の名前が4つありますが、どの連結に対してどのようにアプローチしていくかが異なってきます。 骨の連結の種類...
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身体の中で誰もが知っている部位の「骨」ですが、どのような物質か?どのような役割か?理解している方や、意識して生活している方は少ないのではないでしょうか?今回は「骨」をテーマに取り上げます。 骨の組織 骨は、軟骨などとともに組み合わさることで、身体の支柱をなす骨格を形成するが、個々の骨組織を顕微鏡レベルで観ると、他の組織と同じく細胞と細胞間質からできているのが分かります。...
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肉離れ(にくばなれ)は、主に筋肉が急激なストレッチや負荷などによって痛みを伴って損傷した状態を指します。これは一般的に、筋肉が急激に引き伸ばされることによって過度に引っ張られ、繊維が破損することによって起こります。肉離れは一般的にスポーツや運動中に発生しやすく、特に激しい運動や不慣れな動きが原因となることがあります。 肉離れの定義は 日本整形外科学会の情報によると、肉離れのなかにも種類があり 自家筋力によるもの ・こむら返り=筋肉がロックしたような状態 ・肉離れ=筋肉が引き離されたときに起こる ・筋、腱断裂...
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テニス肘とは、肘の外側に痛みがでる状態で、上腕骨外側上顆炎の別名として知られています。テニスのバックハンドの動作で痛みを感じることがあることから、テニス肘という別名がついていますが、実際にはテニスをしている人だけでなく、職業上での動作、日常生活動作などが原因で痛くなることが多い部分です。 外側上顆炎とは 外側上顆炎は、肘の外側部分に痛みや炎症が生じる病態です。この症状は、肘の外側(上腕骨上顆部)の骨の周りに痛みが生じることが特徴で、肘や手首の動きで痛みが強くなることがあります。主な症状としては以下のようなものが挙げられます...
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様々な運動器系の疾患に対して施術を行いますが、最も多いのは足首の捻挫です。どのような視点で捻挫や骨折の判断をして、どのような処置をしていくのかをお伝えします。 足首の捻挫の原因 身体全体の中の筋骨格系の外傷の10%は足首の捻挫です。スポーツ外傷に限定すると15~23%が足首の捻挫となっています。 とても多くの割合をしめている足首の捻挫ですが、足首のケガが全て捻挫とは言い切れません。足首の外傷の85%が捻挫であり、15%は骨折などが疑われる状態です。一般的な捻挫の原因として 急激な動きや方向転換:...